経営管理で学習塾の経営力アップ!

小さな(W480)

「人件費」「広告宣伝費」「家賃」、これらを学習塾経営の3大経費と呼びます。これらの経費を抑えながら、売上を伸ばさなければ、学習塾の経営は成り立ちません。そのために、売上や経費のコントロールを、タイムリーに把握する必要がでてきます。その手助けになるのが、今回お話しする経営管理の手法です。

問い合わせ・来塾・入塾の一連の動き、退塾、また、授業料やそのもとになる生徒の授業週回数、未収金はタイムリーに把握しておきたいものです。また、目標値までの残された期間とその差異、在籍生徒の学年比率なども合わせて確認が必要です。経費としては、人件費である講師給与は、要注意です。ちょっと息を抜くとあっという間に、経営を圧迫する費用になりかねません。

以前、こんな塾長がいました。その教室(個別指導)は、生徒も少なかったのですが、講師に生徒を付けてあげたい(稼がせてあげたい?)とのことで、本来は講師1人につき生徒2人の授業なのに、講師1人に対し生徒も1人で授業を行っていました。だから講師の給与は倍になり、塾長はその穴埋めにアルバイトの日々でした。講師の育成やなんらかの意図があり、このような講師配置にすることは理解できますが、自ら経営を圧迫するような行為は避けなければなりません。

極端な例でしたが、講師給与のコントロールは、塾経営にとって大切な要素です。勿論、講師育成のために、かけるべきところにはかけなくてはなりませんが。

講師給与も含めた数値を「経営管理シート」で、一元管理をします。このシートは、飛行機でいえば、コクピットの計器の役割を果たしてくれます。機長である塾長(室長)は、これらの計器と外(教室)の様子を照らし合わせながら、教室のフライト(経営)にあたります。くれぐれも計器を見落としたり、外を見ないようなことはしてはいけません。すぐに飛行機ならぬ教室は墜落するでしょう。計器飛行と目視飛行の両方を心掛けましょう。また、経営管理シートでは、「先月数値実績」→「先月の行動結果・反省」→「今月数値目標」→「今月の行動目標」の順に、1ヶ月間ごとに数値・行動の流れを、コンパクトにひとまとめにすることができます。とてもありがたいシートなのです(笑)。

経営管理シート

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経営管理シートの他に、予算、実績、BSC、週回数、成績管理、問い合わせ・入塾、退塾、学校別在籍数、販促一覧などのシートがあります。どれもこれも学習塾経営に大切な項目です。このぐらい項目がないと、教室の経営状態を多角的に見ることはできないでしょう。

年間予算 月別の目標生徒数・授業料単価・経費を決定し、年間予算を決定
年間実績 月別の売上・経費・生徒数
経営管理 このシートで学習塾の教室経営に必要な数値を一元管理。飛行機でいう、コクピット計器の役割を担う
BSC あらゆる行動の達成度を数値に置き換える。いわゆる経営の見える化をする
週回数分布 生徒の平均通塾回数を算出
成績管理 通知表などの成績の推移
問い合わせ・入塾 問い合わせから入塾に至るまでの行動計画
退塾 退塾者の傾向を掴み、退塾防止に繋げる
学校別在籍数 ターゲット学校別の塾在籍生徒数の分布
販促一覧 他塾の販促パターンの把握

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次に、各シート間のつながりを見てみましょう。各シートはリンクしており、経営管理シートに全て集約するように構成されています。例えば、経営管 理シートのある数値を見て、おかしいと思えば、その数値の元であるシートを辿れば、詳細な情報が得られるようになっています。

sheet_link

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応用例として、複数校を展開されているのならば、教室の予算・実績P/Lシートを、本部のP/Lと連動すると、更に効果的です。機会があれば、お話したいと思います。次回はBSC(バランス・スコアカード)の説明です。

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