ICTと教育

業界(W480)

近頃、iPhoneを使った教育のニュースが多い。

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そもそも、モバイル機器の教育の可能性を広めたのが任天堂のDSだった。もともと、DSはゲーム機だが、、任天堂はDSにライフスタイルのサポートの役目を与えている(教育現場でのニンテンドーDS活用事例)。

教育とゲームの楽しさをかけた、エデュテイメント(Edutaiment)を実践している。また、DSは、教育のほかに健康サポートへの進出も図っている。この健康サポートのことを、エクサーテイメント(Excertainment)といい、エンターテイメント(Entertainment)とエクササイズ(Exercise)を、同時に楽しむことを表す造語である。

なぜ、そもそものゲーム機の狙いであるエンターテイメントから、ライフスタイルへの転換があるのか。それにはゲーム市場を読み解く必要がある。株式会社カプコンによると、2008年のゲームソフト市場は269億ドル(前年比11.2%増)と、2000年からの年間平均成長率は16.5%、市場規模は3.4倍となった(下図)。

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ゲーム市場は一見伸びているように感じるが、それは北米・欧米市場の拡大があったからだ。しかし、好調な北米・欧米市場はすでに頭打ちの状態にあり、日本市場に限っては衰退路線に入っている。これは、既存のゲーム(子供が楽しむような)のライフサイクルの終焉を、示唆しているのではないだろう。、こぞって各ゲーム会社は、第2の人生を模索し始めている。その中で任天堂は、ライフスタイルのサポートに目を付けたのだ。

その他では、やはりiPhoneの躍進が目立つ。筆者もiPhoneユーザだが、タッチパネルのインターフェースとデザイン性は、多くの人を魅了している。そして、その熱狂的なユーザ達が作り上げるアプリケーションのラインアップは、無限大に増え続けている。もちろんその中に、教育ソフトもある。

ITが、既存産業と破壊的なインパクトを及ぼし、利用者には多大な利便性をもらたしたことは言うまでもない。いよいよ、教育にもITパワーが浸透してきた。このことは同時に、業界の再編も意味する。iPhoneやDSを単なるデバイスとして見るのか、はたまた教育への大きな可能性として見るのかで大きな違いがある。ひょつとしたらこの判断が、大きな代償を生むかもしれない。

もはや教育業界は、今後、教育と関係ない企業が参入してきても、全く不思議でない時代に入ったのである。

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