学力を決めるのは学校か家庭か

アジア5カ国・地域(日本,韓国,台湾,香港, シンガポール)における子供の学力の決定要因を分析したところ、子供の学力は学校だけではなく、本人や家庭の属性によってかなりの程度決定されることがわかった。

調査したのは、一橋大学経済研究所の小塩氏。氏は、Trends in International Mathematics and Science Study (TIMSS) の2007年調査(対象=中学 2 年生,数学)の個票データを用いて分析。

子供の学力は、アジアのどの国でも本人・家庭要因に大きく左右され、社会全体の人材育成という観点から見て、学校のできることはどうやら限定的(格差拡大機能すらある)。学校教育の効果に対する過大な期待は禁物で、クラス規模、習熟度別学習、教員の質向上など教育の工夫の効果を議論する場合、実証的な裏付けが必要。「子供は親を選べない」。人材育成のためには、学校教育の全般的な充実だけでなく、経済的・社会的に不利な家庭で育てられている子供たちに対する直接的な支援策が必要だという。

本文 http://www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk090/zk090_10.pdf

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